誰に読んでもらうかを常に考える

2021/12/19

文章は一定層の読者に向けて書かれている

 ほぼすべての文章は、読む人=読者に向けて書かれています。推理小説も、自己啓発書も、業務報告書も、取扱説明書も、教科書もそうです。そしてそれぞれが、ある一定の読者層を想定しています。推理小説はミステリーファンに向けて、業務報告書は上司に向けて、取扱説明書は商品の購入者に向けて書かれています。

 読者の設定で文章は大きく違ってくる

 想定した読者に何を伝えたいのかによって、使う言葉や書き方は大きく違ってきます。新聞でも、例えば競馬の天皇賞について一般紙とスポーツ新聞では全然書き方が違います。想定している読者の競馬に関する知識や関心のあり方が違うからです。

新聞記事を書く上でのルールも読者のためにある 

私が日々書いている新聞記事の最大の目標は、「その新聞の主要な読者にわかりやすく、面白く読んでもらう」ことです。 これから新聞記者が文章を書く上でのルールやノウハウを説明していきますが、すべてが「読者のために」考え出されたものであることをことを忘れないでください。

 書き方に迷ったら、具体的な読者像を思い浮かべよう 

みなさんもどう書いていいかわからなくなった時は、誰に読んで欲しくてその文章を書いているのか、具体的な読者像を思い浮かべてみるといいと思います。